ゴム用機械特集 日本ロール製造 設備投資需要が回復 今後は人材育成がカギに

2017年07月24日

ゴムタイムス社

昨年同社内に竣工した新工場

 日本ロール製造(東京都江戸川区、青木要助社長)の機械ロール事業部は、ゴムを混練するゴム機械や金属圧延機械をはじめ、プラスチック加工機械、二次電池加工機械などの製造・販売を行っている。

 16年の動向を振り返ると、機械ロール事業部は中国で樹脂用の大型案件があっため、受注量は前年に比べて大きく伸びた。また国内の需要の動きも良く、樹脂用のみならずゴム用の新規案件もあったという。

 この需要の動きについて、西本勝康常務は「中国や東南アジアでお客様が設備投資した動きが国内に戻ってきた。ただし、昨年の暮れから今年の始めの受注状況は厳しくなっている」(西本勝康常務)と捉えており、17年9月期の機械ロール事業部の売上高は増収、利益面は若干の前年比以上あるいは前年並みと計画している。

 また、ゴム、プラスチック加工機械の専門メーカーとして国内シャアを大きく占める機械ロール事業部にとって、修理やメンテナンス、オーバーフォールの需要は引き続き伸びており、「お客様が困らないようにすぐに駆けつけていく。フットワークの良さがうちの強み」(西本常務)と、それらの需要を取りこぼさないように強化していく考えだ。

昨年同社内に竣工した新工場

昨年同社内に竣工した新工場

 そのためにも、今後の課題はセールスエン

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