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日本ミシュラン 環境展でエコプロダクトに関するセミナー開催

2017年05月26日

ゴムタイムス社

高橋敬明執行役員による説明

高橋敬明執行役員による説明

 日本ミシュランタイヤは5月23日、5月23~26日に東京ビッグサイトで開催された「NEW環境展」で同社のエコプロダクトに関するセミナーを行った。

 冒頭、登壇したトラックバスタイヤ事業部執行役員の高橋敬明氏は、「ミシュランタイヤの考える、エコプロダクト」をテーマに、同社グループの環境啓蒙活動を中心に、同社の歴史や日本におけるトラックタイヤの活動状況などを説明した。

 高橋氏は「同社は古くから環境に配慮した生産活動、CSR活動を重視しきた」と述べた上で、「2015年6月にはバリト・パシフィックと環境に優しい天然ゴムを製造する合弁企業をインドネシアに設立し、環境に配慮した原材料の調達に努めている」とした。

 また、ミシュラントラックタイヤの活動については、1998年に日本国内初のトラック・バス用低燃費オールシーズンタイヤを発売して以降、燃費向上、CO2排出量低減に寄与するタイヤの開発を進めている。

 さらに、2016年には環境配慮型エコ商品を「ミシュランエコプロダクト」にしたことを発表。高橋氏は「環境展に出展することで、さらなるエコ活動を推進していく」と今後の抱負を述べた。

 次に、トラックバスタイヤ事業部マーケティング部の石井ミオ氏が登壇し、輸送業界の課題やミシュラン3Rなどについて解説した。

輸送業界が抱える課題などを解説する石井氏

輸送業界が抱える課題などを解説する石井氏

 石井氏は「輸送業界では人手不足、輸送コスト高騰、輸送効率向上、環境負荷低減、という4つの課題を抱えている」と指摘した上で、「これら課題に対し、同社が提供しているのがミシュラン3R(リデュース、リユース、リサイクル)というコンセプトである」と語った。

 一つ目のリデュースについては、ミシュランタイヤのロングライフ性能を最大限活用することで、新品タイヤの購入本数を減らし、タイヤ経費を削減する。

 2つ目のリユースはタイヤが摩耗した時に、表面に新たな溝を刻むリグループを行うことで、タイヤ寿命が延びるとともに安全性も向上する。

 3つ目のリサイクルは、摩耗タイヤにリトレッドを施すことで、タイヤを再利用する。

 同社はこの3Rを通じ、輸送業者のタイヤ経費削減や環境負荷低減などに貢献していくとした。

 続いて、同事業部の尾根山純一氏が登壇し、ミシュランXワンの概要やXワンの今後の展開などを紹介した。

今後のXワンの展望について説明する尾根山氏

今後のXワンの展望について説明する尾根山氏

 Xワンは、トラックの後輪に装着するタイヤをダブル(2本)からシングル(1本)にすることで、1軸あたり約100Kgの軽量化を実現した。これにより、荷物を多く積めたり、様々な装備を付けたりすることもできる。また、ダブルタイヤがシングルになることで、廃棄タイヤの本数削減にも貢献する。特に、軸数が多い車種になるほど、その効果は大きいという。

 同社では2007年3月からXワンを日本市場に導入し、これまで4タイプ(タンクローリー、長距離輸送、冷凍輸送、工場間輸送)のユーザーに導入を促してきた。2017年からはこの4タイプに加え、産業廃棄物収集運搬業やダンプユーザーにXワンを提案、訴求していく。

 最後に、群馬県で産業廃棄物処理運搬業を展開する株式会社貴の代表取締役野本秀夫氏が登壇。野本氏によれば、「当社とミシュランタイヤとの出会いは2011年から。2013年からは大型車全車種にXワンを装着した。これにより、積載量アップに伴う運賃収入増や運転操作性向上による従業員の負担軽減につながった」とXワン装着による効果を述べていた。

Xワン装着による効果を語った株式会社貴の野本氏

Xワン装着による効果を語った株式会社貴の野本氏