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ショーワグローブ 近藤新社長記者会見 革新的な新商品開発目指す

2017年05月29日

ゴムタイムス社


 手袋専業メーカーのショーワグローブは5月23日、東京オフィスで社長交代に関する記者会見を開催し、本年3月30日付で就任した近藤修司社長が手袋市場の現状やグローバル化への取り組み、新商品開発などについて語った。

―社長就任までの略歴は。
 前職での海外勤務経験を生かすため、同社には1995年に海外駐在員として中途入社した。その後は国内営業を経て、アメリカやフランスなど海外で多くの仕事に携わってきた。海外では1998年には同社初のヨーロッパ拠点であるショーワヨーロッパの初代社長に就いたのをはじめ、2015年1月にはショーワアメリカ&オセアニア社長に就任した。海外勤務期間は14年に及ぶ。

―手袋市場の現状は。
 手袋は技術革新が進み、従来にはなかったタイプや素材の手袋が広がっており、手袋が使われるシーンも増えている。

 また、現在の手袋市場は、大きく分けて2つの変化が見られる。一つはアジア製の安価な手袋が世界に出回っていること。そしてもう一つは携帯電話やデジカメの世界と同じように、手袋の世界でも軽薄短小が進んでいることだ。より柔らかい手袋が求められるようになり、使い捨てタイプの手袋の存在感が高まっている。

 同社が世界で初めてニトリル製の使い捨て手袋を開発した、米国ベスト社を2007年に買収したのもそうした理由からだ。

―グローバル化への課題は。
 グループ全体の従業員数は5200名。このうち、国内は330名だけで9割が海外人員だ。グループ全体の売上を見ても、海外売上が国内を上回っている。

 そうしたなかで、社長に就任して改めて感じることは、真のグローバル人材を育成しなければならないということ。組織変更を行い、グローバル業務室を新設したのもグローバル人材を育てたいという思いからだ。

 もちろん、国内も年数%伸びを目指していく。ただ、少子化などで市場の大幅な伸びは見込めない。