カーボンブラック特集 旭カーボン 経営・意識改革が浸透 原料購買管理で利益率改善

2017年06月05日

ゴムタイムス社

旭カーボン 経営・意識改革が浸透 原料購買管理で利益率改善

 ブリヂストングループの一員としてタイヤ用のほかウェザーストリップやワイパーブレード、防振ゴムなど自動車部品を主とした工業用品向けカーボンブラックの開発、生産販売を行う旭カーボン(新潟市東区)。前年度業績や今後の経営方針等について、大橋牧夫社長に話を聞いた。

―16年度業績について。

 昨年は大きなトラブルがなく、お客様の好調に牽引される形で販売が順調だった。自動車関連が予想以上に好調で、その他の分野も堅調。為替や原材料市況などの変化はあったが生産は安定しており、しっかりとした業績が残せた年だったと思う。素原材料市況の推移に連動し販売単価が下がり減収となったが、営業ベースで見た利益率は対前年で微増した。

大橋牧夫社長

大橋牧夫社長

―利益率改善の要因は。

 国内需要のピークアウトに対応し、国内向けのキャパを適切に調整するとともに、原材料動向を踏まえて売値を修正するなどリーズナブルなビジネスモデルを定着させたことが挙げられる。また、市況の変動に応じ、原材料購買のマネジメントもできているのが大きな要因だ。

 経営の基本となる4つの柱(①「リーンな(ムダのない)経営」②「ロバストな(揺るぎない)経営」③「ストラテジックな(戦略的な)経営」④「しぶとい経営」)を初めて掲げた3年前に比べ、16年は方針がある程度浸透して結果につながったというイメージだ。減価償却費を適切なレベルに抑えたことも奏功し、経営改革としては100点の出来といえる。

 昨年1月には営業部内に技術サービス課を新設。お客様の要望を直接伺うとともに製品・サービスへのお叱りなどネガティブな部分へも迅速に対応できるようになった。技術担当者がオープンに説明することでお客様の安心感を得ることもできる。

 安全管理についても、30―40代の中間層や現場での意識改革が進んだ。我々の産業はやはり化学プラント。どれほど十全な安全対策を施しても必ずリスクは残る。そこから目を背けずリスクをきちんと飼いならすことが重要だ。

―今後の経営方針と課題。

 外部環境は刻々と変化しているが、我々は常に上下50%の変動を見込んだ上で

本文:1170文字

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