ゴム連合の2017年春季生活改善とりくみは、労使交渉の集中回答日を終えて、大半の企業が妥結した。
ゴム連合では、今年の重点実施事項として①賃金、②一時金、③ワーク・ライフ・バランスの実現の3つを挙げていた。その中で、ワーク・ライフ・バランスの実現については、ゴム連合の総実労働時間が2000時間以上で高止まりしている現状を踏まえ、組合員の健康確保の観点から過重労働対策を推進していた。
その結果、4月6日時点で、33組合がワーク・ライフ・バランス実現に向けての要求を行い、15組合が回答を得た。
主な内容としては、時間外労働の適正管理などの過重労働対策で10組合、所定労働時間短縮、年休取得促進など総実労働時間短縮が12組合となった。
その他、育児休業の2年間の延長や有休休暇の時間単位取得、インフルエンザなどの会社が認めた