【ベルト特集】三ツ星ベルト 製パン・製菓分野に注力

2017年04月24日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルト(神戸市長田区・垣内一社長)の搬送ベルトの16年を振り返ると、主力の樹脂搬送ベルトは物流・食品分野とも好調で、売上は1桁以上の伸びとなった。
一方、セメント・砕石業界向けのゴムコンベヤベルトは前年並みを維持した。

 物流分野の増加要因は、一般消費財のほか、工業資材もネット通販で購入する時代になり、EC関係の物流センターが各地で増えていることを挙げている。

 足元の需要動向については、樹脂搬送ベルトは前年を上回り好調が続いている。物流分野は16年に比べて大型物件はないものの、中小物件はあるため、物件を取りこぼさず販売に注力していく考えだ。

 食品分野では、「人口が減っているとはいえ、高齢化や一人暮らし世帯の増加などでおにぎりやパンなど加工食品の購買量は増えている」(同社)と捉えている。

 また、食品工場の新設・増設が各地で相次いでおり、食品分野は今後も安定した伸びを見込んでいる。

 このため、同社の食品搬送用ベルト「ママライン」シリーズの顧

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