2017年ゴム関連企業の入社式 各企業トップが新入社員にメッセージ

2017年04月10日

ゴムタイムス社

 多くのゴム関連企業の入社式が4月3日に開催された。グローバル化が特筆すべきものではなくなり、AI、ビッグ・データ、IoTなどが今後、ものづくりにも影響を与えていくことが見込まれる中で、各企業には従来にも増して柔軟性や創造性、チャレンジ精神などが求められるようになっている。各社トップのメッセージには、そうした可能性を持つ新入社員への期待が込められていた。

 ブリヂストンの西海和久COOは、世の中や市場ニーズが変化し、新しい価値が生まれる時代の中で、常にチャレンジ、提案する気持ちを持ち続けることの重要性を指摘。また、必ず壁にぶつかる時がくるとして、仲間の大切さを説いた。さらに、グローバルで活躍できる人材を目指すことを要請し「常に勉強、自分磨きを忘れてはならない」と述べるとともに、多様性を尊重し、コミュニケーションツールである英語を継続して学習することも求めた。

 住友ゴム工業の池田育嗣社長は「基本をしっかりと身につけて、成長の基盤を固めよう」「縦と横のつながりを大切にしよう」「社会の幸せのために、自らも夢を持ち、その実現に向けて挑戦しよう」「住友の事業精神である信用と確実を常に意識しよう」の4つの心構えを説いた。そして、「会社の枠に閉じこもることなく、広く『真のグローバルプレイヤー』として自らを高める努力を忘れないでほしい」との希望を述べた。

 東洋ゴム工業の清水隆史社長は「当社はこの3年ほど大変な局面に立っており、ご家族や知人の方々からご心配を受けたかもしれない」と新入社員を気づかった。しかし「この難局を乗り越えたとき、必ずより高い企業力が備わった会社になっているという確固とした気持ちを持って事業経営に取り組み、様々な課題の対処を進めている」として「社会から期待される、すばらしい会社にしていこう」と呼びかけた。

 豊田合成の宮﨑直樹社長は「地味な仕事をきちんとこなせる誠実な人になってほしい」「失敗を恐れず、果敢に挑戦する人になってほしい」と要望。また、「挑戦」に関連して、昨年8月に策定した役員宣言5ヵ条の4番目に「役員はメンバーの挑戦を後押しし、責任を持つ」と謳っており、そうした風土の会社に変わりつつあることを紹介した。

 住友理工の松井徹社長は、まず大事にしてもらいたいことは「安全はすべてに優先する」という考え方だとし、2029年度の連結売上高1兆円という大きな目標を見据え、いろいろなことにチャレンジしていくことを求めた。そして、同社グループを「人・社会・地球の安全・安心・快適に貢献する企業」へとはばたたかせてくれることへの期待を示した。

 バンドー化学の吉井満隆社長は「多様な発想とグローバルな視点を持って、これからの新たな挑戦、『未来への躍進』へ果敢にチャレンジして欲しい」と述べた。その上で、心がけてほしいこととして「挑戦者でいることを忘れず活躍すること」「周囲からの信頼を得て、大きな存在に成長すること」「対話を大切にして、さらに組織が活性化するような新たな風を吹き込むこと」の3点を挙げた。

 ニッタの新田元庸社長は、同社には「3つの資産、あるいは財産があると思っている」と述べ、「発明・改良・円満」「現場力」「多様性」を挙げた。このうち「発明・改良・円満」は「ニッタスピリッツとも言える創業者から受け継いだ考え方」だとして、発明は世の中の役に立つ製品を開発し世に送り出すこと、改良は不断の努力でそれをさらに良くすること、円満は円満な人間関係がなければいい仕事はできないことだと説明した。

 三ツ星ベルトの垣内一社長は「リーダーシップを磨くこと」「高い目標を持つこと」「粘り強く『やりぬく力』をつけること」の3点を強調。それぞれの置かれた立場でリーダーシップとは何かを考え、発揮すること、毎年何らかの目標を定め、それに向かって達成する努力をすること、難しい課題にも積極的に取り組み、あきらめずに最後まで粘り強くやりぬくことを求めた。

 JSRの小柴満信社長は新入社員に期待することとして、旧世代の社会人とは異なる、多様な価値観、固定観念にとらわれない自由な発想、デジタルネイティブ世代の吸収力と柔軟性を挙げた。そして、お互いに切磋琢磨し、各自が「いつか自分が会社を変えていこう」という気概を持って行動することへの期待を示した。

 日本ゼオンの田中公章社長は「3つのお願いがある。ぜひ覚えて今日から実践してほしい」とし述べ「夢を持つこと」「会社を変える、ゼオンを変える」「健康第一」を挙げた。このうち「夢を持つこと」では、「夢やありたい姿を真剣に追い求めるとすべてが変わる」と信じている、自分自身実行しているとして、夢の実現に向け、真剣にチャレンジ続けることを求めた。

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