コンチネンタルタイヤ・ジャパン 「コンフォート・コンタクトCC6」発売

2017年01月25日

ゴムタイムス社

 コンチネンタルタイヤ・ジャパンは1月25日、ドライブをより快適に楽しみたいドライバーニーズに対応し、快適な乗り心地、安定感のある走り、優れた経済性で好評を得た「コンチ・コンフォート・コンタクトCC5」の後継として、卓越した静粛性と乗り心地をさらに追及した「コンフォート・コンタクトCC6」を2月15日から順次発売すると発表した。

 発売サイズは32サイズで、価格はオープン。コンパクトカーからラグジュアリーカー、ミニバンまで幅広い車種に適合する。

 新製品は、前モデルに比べ、さらなる快適性能・静粛性・耐摩耗性を追及しつつ、燃費性能・ハンドリング性能・ウェットブレーキ性能・ドライブレーキ性能の向上にも成功した。

 走行時の快適さを追及し、新たに開発した3つの最新システム「ハーモニックコンフォートチャンバー」「ゼロデシベルイーター」「ウィスパーコンパウンド」の採用により、ノイズレベルを極限レベルまで低減させ、スムースで快適なドライビング性能を実現した。

 タイヤはトレッドパターンにより、人間の耳には不快と感じられる様々な周波数の音を発生する。この音を軽減するために「ヘルムホルツ共鳴器」の原理に基づいて開発されたのが、ハーモニックコンフォートチャンバーだ。路面から発生したノイズがハーモニックコンフォートチャンバー内で反射すると、ノイズを相殺する音波となり、この音波とノイズが互いに打ち消しあうこ
とでノイズレベルが軽減する。

 タイヤには、ハイドロプレーニング現象の発生を防ぐために縦溝が必要だが、走行中、縦溝と路面によって形成される管状の空間を空気の波が移動することで不快な騒音が発生する。これを解消するため、溝内に独特の形状をしたゼロデシベルイーターを設置。海岸に設置されている消波ブロックと同様の原理でノイズを分散させ、より小さな波長にすることで、ノイズレベルを軽減する。

 従来のコンパウンドでは、ミクロレベルで見た場合、タイヤの路面接地は面ではなく点となる。この点での接触によってタイヤが振動し、不快な音を発生させる。ウィスパーコンパウンドは、身体の形に合わせて変形するマットレスの発砲体のように路面に存在する極小の凹凸に密着し、面で接地することによってノイズを軽減する。

「CC6」と前モデル「CC5」の性能比較

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