8月のカーボンブラック 生産量6・8%減で6ヵ月連続マイナス

2011年10月12日

ゴムタイムス社

 カーボンブラック協会 がこのほど発表した8月のカーボンブラック生産量は前年同月比6・8%減の5万8815トンで6ヵ月連続でマイナスとなった。
 同月の出荷は前年同月比4・4%減の5万1386トンとなり、3ヵ月連続で前年実績を下回った。震災による需給能力減に加えてタイヤ生産が0・3%減と4ヵ月ぶりにダウンしたことが響いたという。
 8月の出荷内訳はタイヤ向けが前年同月比7・2%減の3万7256トン、一般ゴム向けが同8・7%増の9825トン。タイヤ向けが低下した理由はタイヤ生産が低下したためであり、一般ゴム向けの増は輸出などで伸びているためとみられ、2ヵ月連続の増加を示している。
 貿易統計による7月の 輸出は4212トン、前年同月比7・0%減となったが、輸入は同14・7%増で1万3777トンと増加した。
 国別輸出では、中国1700トン、タイ1016トン、インドネシア317トン、その他1179トンとなった。
 国別輸入では、インド1994トン、韓国1978トン、タイ4682トン、その他5123トンとなった。

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