ブリヂストン 4年連続で「なでしこ銘柄」に選定

2017年03月28日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月27日、経済産業省と東京証券取引所が共同で女性の活躍推進に優れた企業を紹介する2016年度「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。13年度から4年連続での選定となる。

  なでしこ銘柄は、東証全上場企業約3500社の中から、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進めている企業を紹介するもの。

 具体的には、女性の活躍推進に関する行動計画を策定し、女性管理職比率を開示している企業を対象に、女性活躍推進の取り組みをスコアリングし、業種ごとに上位企業を選出。その上で、当該上位企業の中から財務面(ROE)の基準を満たす企業を選定している。 

 同社は「多様性の尊重に関する方針の明示」として、09年に「多様性の尊重に関するブリヂストングループの考え方」を表明し、グループ各社で国や地域の特性に合わせた、多様性尊重に関する課題を設定して活動を推進している。

 また、「女性のキャリア促進」として、女性従業員の活躍支援、女性管理職人数の目標値を、20年に13年対比で4・2倍と設定して管理職登用に向けた育成施策を実施。今年1月には、お茶の水女子大学と女性リーダーの育成支援を目的とした包括的協定を締結した。

 さらに「仕事と家庭の両立支援」として、首都圏全3事業所の事業所内保育施設と提携保育園の完備の他、在宅勤務などの各種制度導入など、多様な人材が働きやすい職場づくりに向けた施策を推進している。

  同社は、経営の重点課題の一つとして「グローバル経営人材の育成」を掲げ、「多様な人材の育成、登用」を推進している。今後も女性の活躍推進を含めさまざまな取り組みを進めていく方針だ。

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