ブリヂストン 「W―BRIDGE」研究委託先の募集を開始

2017年03月21日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月21日、同社と早稲田大学が連携して設置した研究プロジェクト「W―BRIDGE」が、2017年度(第10期)の研究委託先の募集を開始したと発表した。

 同プロジェクトでは、大学と一般の人々が連携して取り組む環境研究課題を募集する。課題設定にあたっては、同社が指定する重点テーマと研究領域に基づいて行われるが、特に重点テーマに基づく課題解決活動については、重点研究活動として同社グループが掲げる「環境長期目標」の達成に資することを期待している。

 同プロジェクトについては、応募された案件の中から同プロジェクトの運営組織が優れた研究・活動を選考し、これに対して支援を行う。2008年に同プロジェクトを開始して以降、今回で第10期目の募集となる。現在は2016年度の委託研究を進めており、活動終了後には報告会を実施する予定。

 特に、今回の募集では、募集テーマをより明確にすること、SDGs(持続可能な開発目標)の要素を取り入れること、選考プロセスにCo―designの手法を導入することにより同プロジェクトのめざす社会課題の解決に資するプロジェクト運用を目指している。

 なお、同プロジェクトで得られた成果については、その内容を吟味し、多くの人々に活用してもらえるように情報を公開していく予定。

 同社と早稲田大学は、地球環境問題の解決に向けた大学および企業の社会的使命を果たしていくために、従来の産学連携の枠を超え、人々の生活により近づいた取り組みが必要だと考え、2008年に同プロジェクトをスタートさせた。持続可能な社会の実現に向け、地域で実生活に根ざした活動をしているNPOやNGO、そして一般の人々を産学の連携に巻き込み、一緒に課題解決に取り組んでいくという三者連携の新しい枠組みで、地球規模の問題解決に貢献していきたいとしている。

 

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