【CMB特集】CRK 特殊な混練りで需要増目指す

2017年03月27日

ゴムタイムス社

 CRK㈱(群馬県高崎市、長坂英昭社長)は、EPDM、NBR、SBR、NRなどを主体に、ほぼ全種類のゴムコンパウンドのほか、押出成形の止水材や熱膨張性耐火材、プレス成型品、土木・建築用ゴム製品など、多様な工業用ゴム製品の製造・加工・販売を行っている。

 ‘16年の需要動向について、国内のコンパウンド需要は今までは減少傾向だったが、下げ止まりから持ち直しに転じ、横ばいだった。特に動きがよかったのが熱膨張性耐火材。国内のホテルやビルに熱膨張性耐火材が使用されたほか、住宅向けに軒下の換気にも使用され堅調に推移した。そのほか、住宅建材では昨年の熊本地震の震災復興需要もあった。

 下半期(10~3月)では、下期型の公共投資による土木・建築分野の動きがよく、それに付随して水膨張性ゴムを含めた止水材などの押出成形品が伸びた。

 長坂社長は「需要がやや回復傾向にあり、弊社は試作ラインを持っているため、ホームページからも新規の引き合いや試作依頼も増えてきた。」という。

 その結果、‘17年3月期は、前年比よりも売上が

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