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横浜ゴム 国内市販タイヤを値上げ 11年以来6年ぶり

2017年03月06日

ゴムタイムス社


 横浜ゴムは2月28日、昨年後半からの原材料価格の高騰を受け、国内市販用タイヤとチューブ、フラップの出荷価格を4月1日から値上げすると発表した。国内市販用タイヤの値上げは2011年以来6年ぶりとなった。
 
 横浜ゴムの値上げ幅は、乗用車用夏タイヤ、バン用夏・冬タイヤが6・0%、小型トラック用夏・冬タイヤが7・0%、トラック・バス用夏・冬タイヤが7・0%、建設車両用タイヤが7・0%、産業車両用タイヤが7・0%、チューブ・フラップが7・0%となっている。原材料高騰を踏まえ、生産性向上や拠点の統廃合、配送の見直しなどのコスト削減などの内部改善を続けてきたが、企業努力だけではこれを吸収することは困難であると考え、値上げすることを決定した。

 原材料の高騰について見ていくと、ナフサ価格は、昨年10月以降は原油相場の反転に伴い上昇し、1月は4万円/kLを超えた。国産ナフサ価格も、第4四半期は前期比2700円/kL増の3万4000円/kL前後と6期ぶりの上昇が見込まれている。また、ブタジエン市況では昨年12月は1831ドル/tまで急上昇し、1月は2741ドル/t、さらに1000ドル/tの大幅上昇となった。年平均では、昨年は1184ドル/tと2年ぶりに1000ドル/tの水準となり、昨年末から本年にかけて中国での合成ゴムの需要拡大などから極東アジアのスポット価格は2月時点で3000ドル/tまで上昇している。

一昨年の898ドル/tに対し、ドルベースで286ドル/t増、円換算で20円/kg増となっている。

 その結果、タイヤの主要原料である天然ゴムは、昨年10月以降、投機資金の流入に加え、原油・ブタジエン価格の上昇につれて急上昇し、12月の月間平均値は、先限・当限ともに250円/kgを超えた。その後、産地の天候不順もあり、今年に入って一段の上昇を示しており、足元では300円/kg近辺で推移している。

 横浜ゴム以外の他のタイヤメーカーは先日の決算説明会で値上げへの対応については、ブリヂストンは

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