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スマートエネルギーウィーク2017 ゴム企業が二次電池展などに出展

2017年03月03日

ゴムタイムス社


 創エネ・蓄エネ・省エネ技術の総合展「スマートエネルギーウィーク2017」が3月1~3日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。ゴム関連企業は9つの専門展のうち、二次電池展・風力発電展・火力発電EXPOに出展していた。

 ◆二次電池展

 日本ゼオン
 日本ゼオンは独創的なポリマー技術で、シール剤・負極用バインダー・正極用バインダー・機能性材料など、リチウムイオン電池に欠かせない材料を提供している。

 同社の負極用バインダー(水系)は、従来の電池バインダーよりも高い結着性を持ち、使用量を減らすことができる上、柔軟性があることから、薄型の電池が実現可能。モバイル用途から自動車用途、産業用途と幅広い市場で好評を得ている。

 また、電池用シール剤は、電池に対する「高温放置下での安全性」への要求に応える、高耐熱性を持つ封止材だ。

 今回は各種電池用材料、同社の電池用材料の歴史、高容量モバイル向けの提案、産業用向けの提案、車載用向けの提案などをパネルで行っていた。

 クラレ
 クラレはリチウムイオン二次電池負極用ハードカーボン「クラノード」、開発品のリチウムイオン二次電池用バインダー「低抵抗・一液型水系バインダー」、EDLC(電気二重層キャパシタ)用活性炭を紹介した。

 クラノードは植物を原料とし、黒鉛とは異なる乱層構造により、良好な出力特性・サイクル特性・低温特性・コスト競争力を持つハードカーボン系負極材である。

 一方、低抵抗・一液型水系バインダーはイオン電導性により、電気抵抗の低減と低温特性の向上が期待できる。

 同社では、新事業に位置付けているこれらの製品を中心に、来場者に技術をアピールしていた。

 藤倉ゴム
 藤倉ゴム工業は非常用マグネシウム空気電池「ワットサット」を中心に、電池の安全性を高める「熱膨張断熱ゴム」、水素ステーション機器シールのOリング用ゴム材料を紹介した。

 ワットサットは昨年9月から販売を開始した。水を用意するだけで、スマホ30台をフル充電できる一次電池である。

 今回はコンセプトモデルとして、家庭用の「ミニ」、より多くのスマホを充電できる「10ポート」、コンセントが使える「DCAC」を開発中の実機と共に展示した。

 避難所などでの使用を考え、既製品のUSBポートが5つなのに対し、ミニは1ポートで3台、10ポートでは60台のスマホをフル充電できる。

 同社ではコンセプトモデルの製品化を判断するため、来場者の反響を探っていた。

 キャボット
 キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インクは、先進リチウムイオン電池のための高性能導電助剤と、先進鉛電池用高性能カーボン材料を中心に展示を行った。

 先進リチウムイオン電池のための高性能導電助剤は、高いバッテリー容量とレート特性、高エネルギーに

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