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ミシュランの1~12月期 営業利益が13%増加

2017年02月28日

ゴムタイムス社


 ミシュランはこのほど、2016年12月期期末業績を発表した。販売量は市場水準を上回る2・1%の増加。乗用車・ライトトラック用タイヤは3%増、トラック用タイヤは1%増、特殊製品事業は1%減だった。

 10~12月では、グループの販売量が4・2%伸びた。乗用車・ライトトラック用タイヤが5%増、特殊製品事業が6%増となったことが一因。

 営業利益は、為替レートの変動による影響を除外した場合、売上高比で12・9%となり、2億3500万ユーロ増の26億9200万ユーロとなった。

 価格ミックスの変更対原材料コストによる影響は、効果的なマネジメントにより1億5900万ユーロのプラス。2012~16年の競争力強化計画の目標である12億ユーロの利益を達成した。

 年間で10億2400万ユーロのフリーキャッシュフローを創出。構造的なフリーキャッシュフローは1億2800万ユーロ改善し、9億6100万ユーロだった。

 また、15~16年の株式買戻しプログラム7億5000万ユーロを完了し、16年に発行済み株式の1・8%にあたる3億100万ユーロを消却した。

 グループの株主へのコミットメントを反映して、配当性向36・5%となる1株当たり3・25ユーロの配当が5月19日の年次株主総会に提案される予定だ。

 ジャン=ドミニク・スナール最高経営責任者は「16年はテクノロジー・リーダーシップの価値を十分に生かせるよう設計した価格方針と、競争力向上への持続的なコミットメントにより、年初に発表した財務ガイダンスを達成できた。17年もグループの2020年目標に向けた成長の1年となるだろう」と述べている。

 今後の見通しとしては、17年のタイヤ市場は16年後半のトレンドが続き、特に鉱山用タイヤ販売の増加が見込まれる。原材料コスト増により約9億ユーロの影響が考えられる。これに対応し、同社は価格連動制(スライド制)の対象となっていない事業でユニット別マージンを確保するため、価格管理を機敏に行っていく予定だ。

 17年の目標としては、グローバル市場トレンドに沿った販売量と、為替レート変動の影響を除外した場合、16年の数値以上の通常業務による営業利益の増加、9億ユーロを上回る構造的なフリーキャッシュフローを達成することを挙げている。

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