【TPE特集】旭化成 スチレン系TPE再値上げへ

2017年03月06日

ゴムタイムス社

 旭化成はナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの市況の上昇に対応し、合成ゴム、熱可塑性エラストマー等製品の価格改定を打ち出した。改訂額はBRが+110円/Kg以上、SBR(非油展)が+80円/Kg以上、SBR(油展)が+65円/Kg以上、スチレン系熱可塑性エラストマー(SBS)「タフプレン」「アサプレンT」が+80円/Kg以上、水添スチレン系エラストマー(SEBS等)「タフテック」「S.O.E.」が+80円/Kg以上、スチレン系特殊透明樹脂「アサフレックス」が+45円/Kg以上、改訂期日は3月15日出荷分よりとしている。SBS、SEBS等とアサフレックスの価格改定は昨年12月1日実施分に続くものだ。「ブタジエン価格は3倍超に上昇。製造コストは自助努力の範囲を超えて大幅に増加している」とし、製品の安定供給維持のために価格改定を実施するもの。

 「タフテック」は、独自の触媒技術と重合プロセス技術を活かし、耐候性、耐熱性、耐衝撃性や耐摩耗性などに優れる高機能・高付加価値エラストマー。各種樹脂の改質剤、相容化剤、粘接着剤やエラストマーコンパウンドのベース等の用途があり、近年、大きく

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