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原料メーカー11社の4~12月期 為替、売値低下が色濃く反映

2017年02月20日

ゴムタイムス社


 合成ゴム・化学メーカーの2017年3月期第3四半期決算から、合成ゴムとエラストマー事業の現況をピックアップした。各事業部の売上高にエラストマーの売上が含まれている。

 ◆JSR
 合成ゴムの販売については、販売数量はタイの合弁会社JSR BST Elastomer Co.,Ltd.(JBE)での溶液重合SBR(SSBR)の本格稼働による拡販が寄与したことなどにより、前年同期を上回った。売上高は、原料価格低下に伴う製品価格の低下の影響が大きく、前年同期を下回った。
営業利益は、原料価格下落によるコストの低下はあったものの、販売価格も低下して採算が悪化し、前年同期を下回った。

 ◆日本ゼオン
 合成ゴム関連では、円高、市況価格の低迷により販売数量、売上高いずれも前年同期を下回ったが、第3四半期会計期間の円安と市況価格の回復により営業利益は前年同期を上回った。

 ◆三井化学
 自動車部品及び樹脂改質材用途を中心とするエラストマーは、販売は堅調に推移したものの、交易条件の悪化及び円高の影響を受けた。機能性コンパウンド製品は、円高の影響があったものの、中国コンパウンド新会社の立ち上がり等により、順調に販売を拡大した。

 ◆住友化学
 石油化学品や合成樹脂は原料価格の下落により、市況が下落した。また、千葉工場の石油化学事業再構築の影響により、石油化学品の出荷も減少した。更に円高による在外子会社の邦貨換算差の影響もあった。

 ◆旭化成
 高機能ポリマー事業では、低燃費タイヤ向け合成ゴムを中心に販売数量が

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