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バンドー化学の4~12月期 円高響き売上高7%減 アセアンでは販売増加

2017年02月10日

ゴムタイムス社


 バンドー化学の2017年3月期第3四半期連結決算は、売上高が657億7200万円で前年同期比7・4%減、営業利益は42億円で同3・3%減、経常利益は50億1300万円で同0・6%減、四半期純利益は37億9700万円で同0・4%増となった。

 自動車部品事業では、「リブエース」など自動車の補機駆動用伝動ベルト、オートテンショナーや「バンドースムースカップラー」などの補機駆動用伝動システム製品については、国内は積極的な営業活動や新商材の投入により、補修市場への販売が前年並みを維持した。しかし、ベルト非装着車種の増加や軽自動車の販売不振などを背景に、全体では販売が減少した。

 一方、海外ではアセアン地域で積極的な顧客開拓に注力し、スクーター用変速ベルトの販売が増加した。また、タイの自動車生産台数が堅調に推移し、自動車の補機駆動用伝動ベルトと補機駆動用伝動システム製品の販売が増加。全体では現地通貨ベースで売上高を伸長させたものの、円高の影響により減収となった。

 これらの結果、自動車部品事業の売上高は300億500万円で同7・7%減、セグメント利益は原価低減活動の徹底と海外生産拠点の採算改善を推進したが、円高の影響もあり20億2200万円で同17・5%減となった。

 産業資材事業については、一般産業用伝動ベルトは中国・アセアン地域の販売強化により、農業機械用伝動ベルトや産業機械用伝動ベルトの販売が増加した。しかし、国内・米国で設備投資需要が低調に推移している影響を受けて産業機械用伝動ベルトの販売が減少し、全体では販売が減少した。

 運搬ベルトは国内・中国・アセアン地域での積極的な顧客開拓を進めたことで、樹脂コンベヤベルト「サンラインベルト」の販売が伸長したが、資源開発需要減少の影響を受け、コンベヤベルトの販売が減少した。

 以上の結果、産業資材事業の売上高は234億3800万円で同8・0%減。セグメント利益は原価低減活動の徹底と収益性を重視した受注を行ったことなどにより、15億1600万円で同10・1%増となった。

 高機能エラストマー製品事業に関しては、精密機能部品は主要顧客である国内外のOA機器メーカーの減産の影響により、クリーニングブレードや高機能ローラー、精密ベルトなどの販売が減少した。

 一方、機能フイルム製品については、国内で非住宅関連の需要が好調に推移したことや、積極的な営業活動により建築資材用・工業資材用・医療関連用フイルムの販売が増加した。

 これらにより、高機能エラストマー製品事業の売上高は110億7700万円で同6・1%減、セグメント利益は販売減に加え、販売構成の変化などにより1億7800万円で同67・5%減となった。

 ロボット関連デバイス事業などを行っている、その他事業の売上高は17億4700万円で同10・4%減、セグメント利益は3億600万円で同55・6%増となった。

 通期の連結業績予想については当初予想を下方修正した11月9日の予想から変更なく、売上高は900億円で前期比4・3%減、営業利益は55億円で同8・3%減、経常利益は56億円で同12・5%減、当期純利益は41億円で同8・9%減を見込んでいる。

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