ゴムタイムス70周年の画像

不二ラテックスの4~12月期 医療機器堅調も増収減益

2017年02月09日

ゴムタイムス社


 不二ラテックスの2017年3月期第3四半期連結決算は、売上高は、54億1000万円で前年同期比3・4%増となった。営業利益は4億3700万円で同13・0%減、経常利益は4億1700万円で同11・9%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億800万円で同13・7%減益となり、増収減益の決算となった。

 セグメント別で見ると医療機器事業では、主力の国内コンドームは、大型小売店・ドラッグストア・コンビニエンスストア等を戦略的・中心的な販売チャネルとして位置付け、継続的に開拓を推進した。同時に、販促企画に軸足を置いたネット販売の強化、海外オファーの積極的な取り込みと新規開拓を展開した。また、新素材コンドームに新商品を投入しラインナップの充実を図った。海外向け売上高は伸長したものの国内市場での価格の2極化、新素材製品の市場シェア拡大の傾向が続き厳しい展開が続いた。

 一方、プローブカバー(感染予防製品)を中心としたメディカル製品については、市場の認知度も上がり、引き続き堅調に推移した。

 この結果、医療機器事業の売上高は16億1500万円で同7・8%増、営業利益は増収効果や生産合理化を継続的に進め原価低減に努めたことにより、3200万円で同219・3%増となった。

 精密機器事業では、主力のショックアブソーバ及びロータリーダンパーは、景気の回復に伴い国内市場、輸出とも引き続き堅調に推移した。主要な市場として位置付け開拓深耕を続けている住宅設備関連を中心に、自動車、家電の分野で堅調に受注が確保でた。住宅設備関連で続いていた生産調整等は第2四半期でほぼ底を打ち、受注は従来の水準に回復した。しかし、産業用の分野では国内外の設備投資が徐々に回復をしているものの大幅な受注増には及ばず苦戦が続いた。

 また、海外市場では一部ユーザーの在庫調整等により厳しい状況が続いた。利益面については、増設をしてきた自動化ラインが効率生産とコスト低減に徐々に寄与したものの、利益率の高い製品の販売比率低下や、工場増築に関連した修繕費の計上等が利益を圧迫する要因となった。

 この結果、精密機器事業の売上高は33億1700万円で同2・8%増、営業利益は6億6700万円で同7・5%減となった。

 SP事業では、主力のゴム風船が主体となる販促用品市場のニーズ多様化と市場の縮小が続いたが、景気が回復基調にある中、広告販促活動やイベント等に持ち直しの兆しが見られた。新企画商品も寄与して業績は回復傾向にあり、黒字基調となった。

 この結果、SP事業の売上高は3億9200万円とで同3・2%増、営業利益は2100万円で同103・7%増となった。

 その他では、売上高は8400万円で同31・7%減。営業利益は1400万円で同47・1%減となった。

 通期の業績予想については当初予想からの変更はなく、売上高が70億円で前期比1・3%増、営業利益は6億8000万円で同4・3%増、経常利益は6億3000万円で同10・6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は4億3000万円で同5・8%増を見込んでいる。

関連キーワード: ·