中国企業が「カラータイヤ」を開発 南アフリカから注文

2011年10月06日

ゴムタイムス社

 中国外電によると29日、双星集団傘下のタイヤ製造大手・双星輪胎総公司がカラータイヤの研究開発に成功したことが、明らかになった。価格は一般のタイヤより3割ほど高いという。

 同社の林向陽シニアエンジニアは、「グループの製靴会社が材料のゴムに着色する技術にヒントを得た」と説明。今回発表したカラータイヤは市場でも話題になっており、すでに南アフリカから注文があったという。

 同社では従業員の創意工夫を奨励しており、年間1万件を越えるアイデアが出される。林シニアエンジニアは「皆のアイデアが、市場の需要にあった競争力ある製品開発につながっている」と話し、合理化や無駄の見直しで数億元ものコスト削減効果があると明かす。

 同社では、耐荷重性能や耐摩耗性にすぐれたタイヤやスタッドレスタイヤといった高性能タイヤを30種類以上展開しており、販売数全体の80%を占めている。

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