年頭所感 東ソー 山本寿宣社長

2017年01月13日

ゴムタイムス社

 新年明けましておめでとうございます。今年も皆さんや皆さんの家族にとって、良い年になりますよう願っています。

 昨年、米国では米国第一主義を掲げるトランプ氏が次期大統領に決定し、環太平洋経済連携協定(TPP)の離脱を提唱する等、保護主義的な動きが予想されます。ヨーロッパでは英国が3月末までにEU離脱の交渉を始めようとしています。秋にはドイツで総選挙が予定されており、世界的に政治的混乱が継続する様相を呈しています。一方、中東やアジアにおける地政学リスクによる混迷も続くと同時に、OPECの減産合意、中国の経済成長率の鈍化等、日本を取り巻く経済環境が益々不透明感を増しています。

 この先行き不透明な環境で、当社の今年の経営課題は第一に業績予想の達成です。ビニル・イソシアネート・チェーンの製品やポリマー製品、エチレンアミン等の需給動向に注視していく必要に加え、機能商品の更なる高付加価値化が求められます。また、今年は中期経営計画の2年目に入ります。経済環境の変化があるとしても、中期経営計画の達成に向けて着実に進展させましょう。

 第二に

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