【新春トップインタビュー】日本ゴム工業会 南雲忠信会長

2017年01月02日

ゴムタイムス社

 技術革新や国際化、環境対応など、ゴム業界が対応しなければならない課題が山積している。それに対し、業界全体としてどのような活動を行い、どう取り組んでいくのか。日本ゴム工業会の南雲忠信会長に16年を振り返ってもらうとともに、今後の見通しを聞いた。

◆16年度のゴム業界を振り返って。

 国内では我々に最も影響を与える自動車が前年割れという見込みとなっている。当初予想がプラスだったのが、マイナスになることの影響は大きい。
 ゴム製品も全体では、新ゴム量ベースで5年連続のマイナスの見通しとなっており、非常に厳しい状況が続いていると見た方がいいだろう。
 海外では、中国や新興国の成長が鈍化し、それに伴い世界的に資源が供給過多となり、資源価格が下がっている。そのために、

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