【ゴムロール特集】金陽社 UV印刷用が好調持続

2016年12月12日

ゴムタイムス社

 金陽社(東京都品川区、中田惠二社長)は、創業80余年にわたり、国内トップのゴムロール、ゴムブランケットメーカーとして社会に貢献している。

 2016年度上半期業績は、輸出用ブランケットが円高の影響を受けたこと、またロール部門も減少となり、前年同期比では減収の見込み。

 地域別に見ると、国内向けブランケットはUV印刷用の受注が伸びて若干の増加となったのに対し、東南アジア・中近東は微減、中国は減少。欧州・米国は前年同期を上回ったが、円高の影響で金額は減少した。

 業種別では、新聞印刷用は前年割れとなったものの、国内ではメタルバックブランケット「エアーエクセルメタル」の受注が伸長。同製品については来年度も更新や新台の受注が期待される。

 一方、ゴムロールについては、事務機ロールが引き続き落ち込んでおり、全体では減収。業種別では、印刷用はほぼ前年並みとなったが、ブランケットと同じでUV印刷用は好調が続いている。また、製紙用も新製品の投入と拡販努力により受注が堅調で増加した。製紙用は今後も注力する分野としている。その他は鉄鋼用、フィルム関係は減収。

 今期は「第2期中期3ヵ年計画2018」の1年目。状況は非常に厳しいが、海外では輸出用ブランケットと各用途向けロールの販売拡大、国内では引き続きUV印刷用ブランケット・ロールの取り込みを強化する。これにより、下半期は上半期に比べて大幅な売上アップを目指すとしている。

11月に移転した札幌出張所

11月に移転した札幌出張所

 展示会に関しては、「東京国際包装展2016」、そして「フレキソ・ジャパン2016」(いずれも10月開催)に出展した。東京国際包装展は初出展となったが、その狙いは新規顧客の開拓にある。フレキソ・ジャパンでは昨年上市したフレキソ印刷用ゴムプレート版材「キンヨーフレックス」や今年8月に販売を開始した「キンヨーフレックス エンドレススリーブ」を中心に出品した。プレート、スリーブともに顧客の評判は上々とのこと。

 また、同社は11月1日、札幌出張所を札幌市北区新川に移転した。札幌駅前で50年以上営業を続けてきた前出張所と比べると、敷地や建屋は大幅に拡張され、4トン車の出入りが可能になり、そのまま製品の積み込み、積み下ろしができるようになった。また、高速道路の近くという立地から、空港近くに集積する新聞社や製紙会社等各顧客にもアクセスしやすくなった。「移転を機に物流・営業効率を上げて少しでも拡販を図りたい」(同社)と考えている。

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