ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 自動車向け需要回復に期待 コロナ収束見据え開発にまい進 2020年5月4日 9時 合成ゴムは、タイヤや部品など自動車向けを中心に多様な分野に需要が広がるが、2019年は米中貿易摩擦を端緒に世界経済が減速した影響を受け、自動車関連を中心に需要が全般的に弱まった。 合成ゴム工業会がまとめた19年の生産実績によると、合成ゴム全体の生産量は153万1092tで前年比2・4%減となり、……
ゴムタイムス社 住友化学 さらなる高機能付与を推進 対話深め迅速な製品化へ 2020年5月4日 9時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学(東京都中央区、岩田圭一社長)。19年度は市況と原油価格の下落等で難しい対応に迫られる年度となり、18年度比で販売数量がやや減少した。今年2月からは、新型コロナウイルスの影響で中国での需要が落ち込んでいる。世……
ゴムタイムス社 JSR タイヤ用新SBRを開発 四日市工場で量産化にめど 2019年11月5日 10時 JSR(東京都港区、エリック・ジョンソンCEO)は、乗用車タイヤ用に強度、耐摩耗性、耐久性を大幅に改善した新しいスチレン・ブタジエンゴム(SBR)を開発したと今年9月に発表し、米国で10月初旬に同材料に関する学術発表を行った。山脇一公・上席執行役員エラストマー副事業部長によれば「これは全く新しいポ……
ゴムタイムス社 日本ゼオン ACM新工場、20年春に完工 耐熱性向上品近く上市 2019年11月5日 10時 日本ゼオン(東京都千代田区、田中公章社長)の19年度の上半期は、需要先の景況が総じて芳しくなく、特に6~8月は需要が弱含みとなった。米中摩擦や各国の保護主義などの諸問題が全てマイナス要因となっている。合成ゴム全体の動向を見ると、販売数量は前年同期を上回ったが、原料価格下落に伴い製品単価が下がり、売……
ゴムタイムス社 三井化学 海外販売 期初予想下回る 差別化製品 自動車部品で評価 2019年11月5日 9時 三井化学(東京都港区、淡輪敏社長)が製造・販売するエチレン・プロピレンゴム(EPDM)「三井EPT」。足元の需要環境について、エラストマー事業部の水川修一EPTグループリーダーは「取引先の部品メーカーやコンパウンダーからの引き合いがかなりスローダウンしている」と説明する。 千葉県の市原工場(公……
ゴムタイムス社 宇部興産 高付加価値品比率を拡大 新規触媒BRの開発促進 2019年11月5日 9時 宇部興産(東京都港区、泉原雅人社長)のポリブタジエンゴム(BR)「UBEPOL・BR」は、大半がタイヤ向けとなるが、19年度上半期は新車生産台数の世界的な落ち込みに連動して需要が弱まった。同社のBR事業は近年、年率2~3%の成長を維持してきたが、今年度は横ばい程度となる見通しだ。 地域別では、国……
ゴムタイムス社 住友化学 新工場のコスト優位強調 耐寒性向上品に注力 2019年11月5日 9時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の「エスプレンEPDM」を製造・販売する住友化学(東京都中央区、岩田圭一社長)。7~8割が自動車部品向けの同製品だが、19年度の上半期は顧客の在庫調整などで販売が鈍化し、海外向けや、海外拠点を持つ日系自動車部品メーカー向けの販売が減速した。中国、インド、……
ゴムタイムス社 デンカ ドライのタイト感緩和へ 青海の能増、年内に完工 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカ(東京都中央区、山本学社長)。新潟県の青海工場(年産10万t)と米国DPE社(推定5万t)の2拠点体制で製造する同社のCR「デンカクロロプレン」は、その8割以上が輸出向けとなるが、19年度の上半期はアジアを中心に需要の停滞が見られ、売上が前年……
ゴムタイムス社 東ソー 南陽事業所の能力増強 手袋用途拡大に期待 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」の需要が堅調に推移する東ソー(東京都港区、山本寿宣社長)では、南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が続く。 CRのタイトな需給環境は、中国やインドで需要が停滞気味となったことに加え、欧州メーカーの能増などによる供給増を受け、若干緩和した……
ゴムタイムス社 昭和電工 ラテックス販売が伸長 生産性向上で安定供給 2019年11月5日 9時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を製造・販売する昭和電工(東京都港区、森川宏平社長)は、川崎事業所(年産2万3000t)でフル生産・フル販売を継続している。 CRは、この2年ほど需給がひっ迫していたが、アランセオの生産能力増強や中国メーカーの生産再開で供給難が緩和され、今年4~6月には……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 CR各社が能増に着手 S―SBRの好調続く 2019年11月5日 8時 合成ゴム工業会がまとめた1~6月の合成ゴムの生産実績によると、生産量は合計78万6014tで前年同期比0・4%減となった。SBRの生産量が前年に比べ5%減となったほか、NBRを除く全品種が前年実績をやや下回った。 品種別の生産量を見ると、タイヤ向けが中心の汎用ゴムは、SBRが26万3666tで同5……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ 青海工場のCR能力増強へ 安定供給で成長を促進 2019年5月27日 15時 クロロプレンゴム(CR)の世界のトップメーカーであるデンカの18年度CR販売は、米国子会社(DPE社)にて寒波の影響による販売数量の減少はあったものの、全体ではほぼ計画通りであった。しかしながら、「18年度後半より中国の景気減速の影響が顕在化し始めており、今後の動向を注視する必要がある」(渋谷晋一エラ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 サウジの新工場で商業生産開始 EPの高機能化に注力 2019年5月27日 14時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)を製造・販売する住友化学は、サウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ペトロラービグ」のEPDM新プラント(年産7万t)が昨年完成し、商業生産が緒に就いた。アジアにはシンガポールの住友化学アジアから、欧……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 ラテックス製品に特化 生産性向上で安定供給維持 2019年5月27日 13時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を製造・販売する昭和電工では、CRの世界的な需給タイトを受け、川崎事業所(年産2万3000t)でフル生産・フル販売が続いている。18年度の合成ゴム事業は、各製品群の販売が堅調だった上、市況も良好で、増収増益となった。 特に好調だったのは、同社が成長分野とし……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 第5世代製品を積極拡販 連続重合の優位性強調 2019年5月27日 11時 エコタイヤ向けに需要拡大が続く溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)を製造・販売する旭化成の合成ゴム事業部では、シンガポール工場の生産能力増強が今年1月に完工し、本格生産を開始した。今回の3万tの能増で、シンガポール工場は2系列で年産13万tの能力となる。川崎製造所(年産10万5000t・B……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 千葉工場に試験プラント タイ、マレーシアの能増に着手 2019年5月27日 11時 ポリブタジエンゴム(BR)を製造・販売する宇部興産の合成ゴム事業部は、「各拠点から予定通り出荷している。引き続き生産体制の拡張を充実させていく」(化学カンパニー・合成ゴム事業部・森滋事業部長)と、着実な成長を示している。千葉工場(年産12万6000t)のフル稼働が続くほか、タイのTSL(同……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 特集概要 各社の能力増強相次ぐ 2019年5月27日 8時 合成ゴムは、タイヤなどの自動車関連用途を中心に多様な分野で需要が旺盛で、メーカー各社は、安定供給に尽力しながら、高機能グレードによる差別化を進めている。 旺盛な需要を受け、生産能力を増強する動きも活発で、各社の成長戦略に沿ってグローバルに事業を拡大している。 要求性能に応じた製品グレードをタイ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 効果的増産を慎重検討 既存顧客に安定供給 2019年5月10日 14時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループは、クロロプレンゴム(CR)「スカイプレン」の需要が堅調に推移し、年産3万4000tの能力を持つ南陽事業所でのフル生産、フル販売が続く。 CRは、世界的に需要が堅調で需給が非常にタイトな状況が長引いている。同社では既存の顧客への安定供給に全力を挙げており……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン SSBR高い成長率示す ゼットポール乾燥能力を増強 2019年5月10日 14時 日本ゼオンの19年は「我慢の年」という様相で幕を切った。 中国で昨年後半から自動車生産が一気に落ち込み、濃淡はあるものの日系企業にも影響が出始め、特殊ゴムの需要先にも波及している。米国も景気に力強さが薄れ、EUもドイツを中心に景気が冷え込んだ印象で、「合成ゴムを取り巻く環境は混迷を極めつつある」……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 差別化グレードで需要拡大 海外市場の販売体制強化 2019年5月10日 13時 エチレン・プロピレンゴム(EPDM)の「三井EPT」を製造・販売する三井化学のエラストマー事業部は、競合メーカーの能力増強が相次ぐ中、差別化製品に注力して、市況変動の影響を受け難い事業体質を構築する方針だ。 EPDMをめぐっては、ダウの米国プラントが昨年本格稼働し、住友化学の中東プラントが19年……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR ハンガリー工場 本格稼働へ S―SBR 技術優位性を強調 2019年5月10日 13時 JSRがヨーロッパのハンガリーで建設を進めていた低燃費タイヤなど高機能タイヤ向けの「溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S―SBR)」の新プラント(6万t)がいよいよ今年度から本格稼働する。 同社では2017年度から始まった中期経営計画「JSR20i9」でS―SBRのグローバル市場でのNo・1獲得……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 CRの需給タイト続く 開発はラテックスにシフト 品種統合・採算是正進める 2018年11月9日 10時 クロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」を生産・販売する昭和電工は、需給がタイトな中、「グローバルに需給バランスを改善するほどの供給力は我々にはないが、お客様に少しでも多く供給していく」(有機製品部エラストマーグループ・片山知樹グループリーダー)として安定供給に努めている。 CRの世界市場につ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 国内向けの安定供給に注力 CRのフル稼働、フル販売続く 2018年11月9日 10時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループは春先に同社のクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」の値上げを打ち出し、ユーザーの理解を得て値上げ決着済み。 同社のCRは内外の旺盛な需要に支えられ同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が継続している。 CRの世界需要は堅調に推移……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CR供給基盤の整備に注力 増産計画を年内に決定 スペシャリティー化を推進 2018年11月9日 10時 デンカのCR事業の19年3月期の第1四半期は、DPE社が寒波の影響で減産となり販売数量は減少したものの、海外市場での価格是正により増収となった。「事業継続のために採算を是正し再投資を続ける必要がある」(石塚賢二郎エラストマー部長)ことから、コストダウンや生産性向上に取り組むとともに価格改定の理解も……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 EPDMの安定供給に注力 高機能グレードが採用進む サウジ新工場が操業… 2018年11月2日 10時 エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)を製造・販売する住友化学は、国内では、ナフサ価格が上昇しているものの市況は堅調で、需給逼迫が更に進んだ様相となっており、フル生産、フル販売が続き安定供給の維持に努めている。 海外では、日系の顧客については、中国の環境規制強化の影響も少なく、販売数量が……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 BR20年に34・5万tに 差別化製品の需要が拡大 マレーシア、タイの能増で 2018年11月2日 10時 BR(ポリブタジエンゴム)を製造・販売する、宇部興産の合成ゴム事業部は、原料価格の高騰などから19年3月期の第1四半期は減収減益となった。価格改定の効果が現れた前年同期と対照的に、今期はブタジエン価格の上昇に製品価格の転嫁が追いつかず減益となった。ただ、秋口にかけてブタジエン市況が緩むと同社は見て……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 シンガポール能増 19年1月に稼働 2018年11月2日 10時 旭化成の合成ゴム事業部が進めている低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム「S―SBR」のシンガポール工場の生産能力増強が2019年1月に完工する。 同工場の生産能力増強は年3万t。これによりシンガポール工場は2系列で合計13万t/年となり、国内の川崎工場10万5000t、大分工場3万500……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムの事業領域拡大 タイにアクリルゴム生産拠点 2018年11月2日 10時 日本ゼオンのエラストマー素材事業では水添NBR、アクリルゴムなどの特殊ゴムを重点事業として位置付け特殊ゴムの事業領域拡大を図っている。 耐熱性、耐油性に優れるアクリルゴムについてはタイにアクリルゴムの製造および販売事業を展開する子会社「ゼオン・ケミカルズ・アジア(仮称)」を10月に設立する。世界……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR インド市場に積極攻勢 バナジウムEPは需給タイト 2018年11月2日 10時 JSRはタイヤ及び自動車部品向けエラストマー製品の需要拡大が予想されるインドに現地法人「JSR Elastomer India Private Limited」を設立し、合成ゴム等エラストマー製品の営業・マーケティング活動を開始した。 インドでは自動車排ガスの環境規制強化を背景に、低燃費タイヤ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 採算是正で価格改定相次ぐ S―SBRの需要拡大続く 2018年11月2日 10時 合成ゴムは、タイヤなどの自動車関連用途を中心に多様な分野で需要が旺盛で、生産・販売する各社とも、ニーズに応じ絶え間なく製品を供給することに尽力している。今回取材した主要メーカーのほぼ全社から「安定供給」という言葉が聞かれた。 安定供給に向け、採算是正のための製品価格の値上げと、生産能力の増強や……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CRの能増検討を開始 スペシャリティー化を推進 2018年4月13日 11時 デンカは今年度からスタートする新経営計画「Denka Value―Up」で成長戦略の一つである「基盤事業のスペシャリティー化」に基づく、スペシャリティー製品の拡充とソリューションビジネスの強化を図る。 エラストマー部ではスペシャリティー化の一環として、工業用ゴム製品の製造・加工・販売会社「シー・……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR ハンガリー工場 18年度中に稼働 S-SBR 3極で最適供給体制 2018年4月13日 11時 JSRがヨーロッパのハンガリーで建設を進めている低燃費タイヤ向けの「溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S―SBR)」の新プラント(6万t)が2018年度中に稼働する。同社はハンガリーの総合エネルギー会社、MOL(ブダペスト)と2013年に溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S-SBR)の製造・販売を行う……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 2020年代前半に新規プラント S-SBR 欧州など複数候補地 2018年4月13日 11時 旭化成は高機能ポリマー事業の拡充・強化を図るため、4月1日付で高機能ポリマー事業本部の組織を再編した。 同事業本部に新たにエラストマー事業部を新設、合成ゴム事業部にプロジェクトの推進部隊としてESP推進部を設けた。加え企画管理部傘下の合成ゴム企画室をゴム・エラストマー企画室に改称している……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 CRの採算是正を実施 付加価値向上を目指す 2018年4月13日 11時 昭和電工の基礎化学品事業部は同社が生産、販売するクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の採算是正を図るべく需要家との交渉を進めている。 「国内の一部お客様ではグローバル価格との乖離が大きく、付加価値を十分評価されていないお客さまに対して価格是正をお願いしている」(有機製品部エラストマーグルー……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムの能力増強 新ゼットポール増強、アクリルゴムは新設視野に 2018年4月13日 10時 日本ゼオンのゴム事業部は、重点事業として位置付けている特殊ゴムの生産能力の増強を中計2年目で具体化する。 川崎工場で製造されている、耐熱温度を従来品より20℃上げ高温での圧縮永久歪を改良した新ゼットポール(水添NBR)の乾燥能力を18年度中に約2倍に増強する計画だ。新ゼットポールは、フッ素ゴム等の代……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 差別化EPTを量産化 アクリル、シリコーン代替で 2018年4月13日 10時 三井化学のエラストマー事業部は競合メーカーの相次ぐプラント建設で販売競争が激化する中、同社が開発したEPT(エチレン・プロピレン・ジ エン共重合ゴム)の差別化商品の拡販により、市況の大きな下落の影響を受けない事業体質を構築する方針だ。 同社が開発した超耐熱性グレード「メタロセンVNB―EPT」及……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 早期能増に慎重な構え CR、CSMともに需要拡大 2018年4月13日 10時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループが製造販売するクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」は内外の旺盛な需要に支えられ同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が継続、需給タイトが続いている。 「日系メーカーを中心に受注し、新規はお断りするしかない」(ポリマー事業部機能性ポ……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 サウジ工場 商業生産開始 EPDM 千葉工場はフル稼働 2018年4月13日 10時 住友化学がサウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ペトロラービグ」のEPDM新プラント(年産7万t)が先に完成、試運転を経てサンプル出荷を開始しており、18年度中に商業生産を開始する。 「出荷できるサンプルを作りつつあり、必要な段取りが終わったら順次商……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 S-SBR 各社生産能力増強へ 2018年4月13日 10時 世界的な環境規制強化で 合成ゴム工業会がまとめた2018年1月の合成ゴム生産量は、合計14万9597tで前年同月比2・5%増となり、6ヵ月連続で増加、昨年下期以降から堅調な伸びが続いている。各種合成ゴムの需要動向及び各社の現況をレポートする。 2017年の合成ゴム生産実績は162万705tで前……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 マレーシア工場がフル稼働 能増後、第5拠点の建設視野に 2018年4月13日 10時 宇部興産の合成ゴム事業部が製造、販売するBR(ブタジエンラバー)は、旺盛なタイヤ需要に支えられ、世界4拠点ともに販売数量が好調に伸びている。 マレーシアの合弁会社「LUSR」(年産5万t)は、タイの「TSL」からアジアや他の国に出荷していた製品のマレーシア工場への置き代えも含め、タイヤメーカーの……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 東ソー 新設含め能力増強を検討中 インド、中国での需要が拡大 2017年10月20日 9時 東ソーのポリマー事業部・合成ゴムグループが製造販売するクロロプレンゴム(CR)「スカイプレン®」は前年後半から引き続く需要増で同社南陽事業所(年産3万4000t)でのフル生産、フル販売が続いている。 需給タイトが続く中、同社では大きな設備投資は費用負担も大きく、簡単ではないとしながらも、「CRの……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 旭化成 S-SBR 供給体制の拡充進む 第5世代製品でトップシェア維持 2017年10月20日 9時 旭化成は需要拡大が続く低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム「S―SBR」のシンガポール工場の生産能力を年3万t増強することとし、2019年1月の稼働をめざしこのほど建設に着手した。 これによりシンガポール工場は2系列で合計13万t/年となり、国内の川崎工場10万5000t、大分工場3万5……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 デンカ CRの高機能化を推進 特殊ゴム「デンカER(R)」を能増 2017年10月20日 9時 デンカのエラストマー部が事業展開している合成ゴムCR(クロロプレンゴム)「デンカクロロプレン®」及びアクリル系特殊合成ゴム「デンカER®」の需要は共に好調で販売も前年同期を上回っている。 CRは、国内のアセチレン法による青海工場(年産10万t)とブタジエン法による米国DPE社のポンチャートレイン工……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 大阪ソーダ アクリルゴムを本格販売 「ラクレスター」松山工場で量産化 2017年10月20日 9時 大阪ソーダは自社で開発した特殊合成ゴム(アクリルゴム(ACM))「ラクレスター」の製造・販売を本年4月から開始した。松山工場での量産設備の稼働を機に本格販売を開始した。設備投資額は約13億円。 このアクリルゴム「ラクレスター」はフッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)に次ぐ耐熱性(150度C……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 日本ゼオン 特殊ゴムの海外事業強化 S-SBR 新会社での技術シナジーに期待 2017年10月13日 13時 日本ゼオンのゴム事業部では、低燃費タイヤ向けの溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)と水添NBR、アクリルゴムなどの特殊ゴムを重点事業として位置付け、これら事業領域の拡大を図っている。 S―SBRについては、住友化学と合弁で設立した新会社「ZSエラストマー」(ZSE)が本年4月から営業を開……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 JSR S-SBR 製販一体の拡販が奏功 第5世代でEU規制需要取り込み 2017年10月13日 13時 JSRが新中期経営計画「JSR 20i9」で成長事業として位置付け、タイヤ材料技術開発センター、石化事業部タイヤ材料部、SSBR事業推進部が一体となって事業の拡充・強化を図っている低燃費タイヤ向けS―SBRについては、「ハイエンドの追求とミドルレンジの拡販により順調に販売を伸ばしており、第1四半期……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 三井化学 国内、中国工場は高稼働を維持 差別化商品で事業基盤強化 2017年10月13日 13時 三井化学のEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)は、ウェザーストリップや各種ホース類などの自動車部品(7割)を中心に使われているほか、一般工業向け(3割)としてOAロールや建材などでも使用されている。 今上期の需給動向については、自動車生産の増加に支えられ、国内市原工場(年産9万500……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 住友化学 EPDM事業を拡大・強化 サウジ工場 18年から本格生産 2017年10月13日 13時 住友化学がサウジアラビアでサウジアラムコ社と進めていた石油精製と石油化学の統合コンプレックス「ラービグ第2期計画」でのEPDM新プラント(年産7万t、TPO1万t)がこのほど完成、現在、機器確認と試運転を開始しておりサンプル出荷を経て、2018年から本格生産を開始する。 エタンガスを主原料とす……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 宇部興産 エコタイヤ向けVCRが拡大 世界4拠点で高稼働を維持 2017年10月13日 13時 宇部興産の合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に出荷が堅調推移、原料ブタジエン価格の上昇に伴う販売価格の上昇もあり増収となった。 足元のBR需給動向については、世界的に旺盛なタイヤ需要に支えられ、世界4拠点ともに高稼働を維持している。 国内販売はタイヤ向けの共同開発製品や建設機械タイヤの需要が堅調……
ゴムタイムス社 合成ゴム特集 昭和電工 川崎事業所のフル稼働続く デボトルでの能力増強も検討へ 2017年10月13日 13時 昭和電工の2017年12月期第2四半期決算における基礎化学品事業部のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」は春先に実施した価格改定に加え、米国向け等輸出が堅調に推移したことで増収となった。CRの需要は引き続き旺盛で、川崎事業所(年産2万3000t)でのフル生産、フル販売が継続している。未販売エリ……