ゴムタイムス社 ニュースの焦点 買収劇に共通する「欧州」 2016年6月27日 10時 今年上半期のゴム業界で発表された買収案件は次のとおり。共通するキーワードは「欧州」だ。 横浜ゴムは3月28日、オランダの農機用・建機用タイヤ会社「アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)」を買収すると発表した。 ATG買収により、消費財タイヤが中心だった同社は、景気に左右されにくい農機用を中心と……
ゴムタイムス社 取材メモ 「空のF1」支援の理由 2016年6月27日 6時 住友ゴム工業がファルケンブランドでオフィシャルパートナーとなった「レッドブル・エアレース千葉2016」は、同社がサポート契約する室屋義秀選手(チーム・ファルケン)が参戦5年目にして悲願の初優勝を果たし、盛況のうちに閉幕した。 エアレースは世界トップクラスの飛行技術を持つパイロットたちが技の正確……
ゴムタイムス社 取材メモ インバウンド対応製品好調の理由は 2016年6月23日 14時 不二ラテックスの伊藤研二社長は、6月10日に行った経営戦略に関する説明の中で、コンドームの現状を紹介した。 伊藤社長によれば、国内のコンドーム市場は右肩下がりだが、ウレタン製・高付加価値・高価格コンドームの販売が堅調で、金額ベースでは増加傾向にある。 このような中、同社では抜群の柔らかさを特長と……
ゴムタイムス社 取材メモ 輪ゴムに新しい活躍の場を 2016年6月20日 9時 昭和初期の物理学者・久保亮五氏の著書「ゴム弾性」の冒頭に、「ゴムは奇妙な物質である」という記述がある。ゴムは他の物質にない特性を生かし、様々な分野で活躍しているわけだが、生活に最も身近な使われ方といえば、結束材としてのバンド、いわゆる「輪ゴム」ではないだろうか。 ㈱共和のHPに掲載されている「……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 医療・ヘルスケア市場の成長性 2016年6月20日 9時 日本の材料・化学メーカーの医療・ヘルスケア市場への参入が相次いでいる。 各社が3月期決算発表の際に示した経営方針でも、次期の成長ドライブを医療・ヘルスケア部門に置く記述が目に付いた。エレクトロニクス市場の成熟化に加え、石化事業の採算悪化などから、医療領域を従来の収益源に代わる成長の核として位置……
ゴムタイムス社 取材メモ オリンピックとの深い関わり 2016年6月17日 13時 ブリヂストンがワールドワイドオリンピックパートナーになったことは、多くの人に知られているだろう。 しかし、グループ会社のブリヂストンサイクルが、日本の自転車競技のレベルアップに協力するとともに、これまで同競技で何人ものオリンピック代表選手を輩出していることは、関係者以外にはあまり知られていない……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の3月期営業利益ランキング 2016年6月13日 10時 主要上場ゴム企業の16年3月期決算の営業利益をランキングした。増収や為替の影響、原材料価格の低下などにより、増益企業が前期に比べて増える中、上位5社の順位は前年と変わらなかった。 1位は昨年に続きNOK。前年が倍増した影響で前期比
ゴムタイムス社 取材メモ ローリング中計のメリットとは 2016年6月13日 9時 三井化学は先ごろ開いた経営概要説明会の中で、今後の中期経営計画について、環境変化に機敏なシステムへの変更を行うことを明らかにした。 これまでは3年ごとに中計を策定し、フィックス方式で計数目標を設定してきたが、淡輪敏社長は「その3年を見通すのが難しくなってきている。環境の変化や諸元の変化などから……
ゴムタイムス社 取材メモ 準会員制度への期待 2016年6月10日 12時 JATMAの会長交代記者会見で、池田育嗣新会長は4月から導入した準会員制度に関して、すでに準会員となっているミシュランと日本グッドイヤーのほかに、
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の3月期売上高ランキング 2016年6月6日 10時 主要上場ゴム企業の2016年3月期決算が出揃ったのを受け、売上高をランキングした。 北米自動車市場の好調を受け、自動車用部品メーカーが1~3位を占めた。1位は豊田合成で7818億円(前期比7・4%増)、2位NOKは7461億円(同7・6%増)、3位住友理工は4244億円(5・9%増)。 他の自……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 三菱自動車問題の早期解決を 2016年5月30日 9時 三菱自動車の燃費データ不正問題は、同社が日産自動車傘下に入ることで、ひとまず落ち着いた。しかし、今後については不透明な部分もあり、三菱自に製品を納入しているゴム企業にとっては、不安が払拭されたとは言えないだろう。 三菱自と言えば、かつて
ゴムタイムス社 取材メモ 差別化・特殊化を一層強化 2016年5月30日 8時 宇部興産の山本謙社長は5月18日に発表した新中期経営計画の中で、合成ゴムに関しては、従来から進めている「差別化・特殊化」を一層強化していく方針を示した。 これまでも大手タイヤメーカーとの共同開発を行ってきたが、今後は
ゴムタイムス社 取材メモ 国内尻目に海外が伸張 2016年5月30日 8時 バンドー化学の16年3月期決算によると、同社の15年度の海外売上高比率は48・5%だった。 事業別に見ると、自動車部品事業では、欧米他の売上高は自動車生産台数が好調に推移するなどして前年度比6・2%増、中国は主要顧客の減産の影響で10・9%減、アジアは
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 事業戦略見直す値上げ相次ぐ 2016年5月23日 10時 今年に入って、ゴムシートを扱うゴム企業の厚物の天然ゴムシートの値上げが相次いで発表された。その背景には、国内需要の大きな伸びは難しいとの認識の下、事業戦略を立て直す狙いがある。 原材料価格が比較的安定しているにもかかわらず、特にコスト要因が大きい厚物ゴムシートでは、採算性が一層厳しくなっている……
ゴムタイムス社 取材メモ 中小企業の技術が活かされた文具 2016年5月23日 9時 レクサスが開催する「LEXUS DESIGN AWARD」で2015度入賞した「INSTAMP(インスタンプ)」には、テクノプレニードヒダの低硬度のシリコンゴムが使用されている。 このスタンプの特長は、スタンプを押す力加減・角度・回数によって、書体が様々に変化すること。 同社の低硬度のシリコンゴ……
ゴムタイムス社 取材メモ 欧州の自動車文化を象徴するレース 2016年5月23日 9時 ブリヂストンがトヨタ自動車のレース活動を担当する「トヨタ・ガズー・レーシング」とともに「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に初めて参戦してから、今年で10年目となる。 参戦当時を知るブリヂストンの社員として、レーシングドライバーの大嶋和也氏とのトークセッションに出席した井出慶太・日本直需タイヤ……
ゴムタイムス社 取材メモ 第4四半期の不振響く 2016年5月16日 10時 決算説明会で「一年を通じて悪かったが、特に悪かったのが第4四半期」と語ったのは、JSRの平野勇人上席執行役員。同社の16年3月期決算は、第3四半期までの9ヵ月累計の営業利益は291億円だったにも関わらず、最終的には334億円に留まった。 ということは、第4四半期は50億円弱だったことを意味する。ち……
ゴムタイムス社 取材メモ ゴムホース統計に浮かぶ??? 2016年5月16日 10時 統計はただの数字の羅列に見えるが、かなり奥が深いものだ。日本ゴムホース工業会がまとめた2月のゴムホース生産実績によれば、高圧用、自動車用、その他用の3品目すべてで生産量が前年同月実績を上回り、全体でも前年同月比16・2%増加した。一方、出荷金額は高圧用を除いた品目で下落し、全体では同2・2%減少し……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 人工芝とゴムチップ 2016年5月16日 9時 米国政府機関が2月に、ゴムチップ入り人工芝の人体に対する影響(発がん性)について調査を開始すると発表したのを受け、日本の人工芝メーカー各社もその対応に追われ、自社HPで「第三者機関による試験で安全性を確認している」ことを明らかにした。 人工芝でプレーしていた全米各地の女子学生サッカー選手のなか……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 被災設備の早期再開に期待 2016年5月2日 9時 熊本地震では住宅や公共施設などに加え、各企業の生産設備にも被害が出た。その数を見てみると、この地域にいかに多くの世界的な工場が集中していたかが分かる。 特に、自動車部品工場が被災したことにより、GMの米国内の4工場が稼働を停止したニュースには驚いた。日系自動車メーカーの海外進出に伴い、自動車部……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 地震への備えを急げ 2016年4月25日 9時 熊本県で14日から16日にかけて発生した大きな地震で、多くの方々が被害を受けた。今回の地震は記録が残る1923年以来、九州では初の震度7だったという。 その後も余震が続いており、被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早く落ち着いた生活が送れるようになることをお祈りします。 ……
ゴムタイムス社 取材メモ 熊本地震の影響はこれから 2016年4月25日 9時 4月14日夜、熊本県を中心とした地域で最大震度7を記録する大地震が発生した。16日未明には「本震」が発生し、さらに被害が拡大した。被災した方々には心よりお見舞いを申し上げたい。 九州は日本のゴム産業発祥の地であり、現在も多くの生産拠点が置かれている。ゴム関連企業各社は、被災した生産施設の状況を発表……
ゴムタイムス社 取材メモ 「アランセオ」設立の影響は 2016年4月22日 13時 独ランクセスのマティアス・ツァハトCEOが初来日して記者説明会に臨み、新合弁会社「アランセオ」を中心に、合成ゴム事業でグローバル・バリューチェーンを拡大していく方針を示した。他の合成ゴムメーカーにこれがどう影響していくか、気になるところだ。 アランセオは世界最大の合成ゴムメーカーであるランクセ……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 グローバル人材の育成へ 2016年4月18日 10時 今年のゴム関連企業の入社式で行われた各社の社長訓辞からは、グローバル化に対応できる人材が、これまで以上に必要になっていることが伺われた。 といっても、単なるグローバル化ではなく「真のグローバル化」を目指すということが、従来とは異なるところだ。 ブリヂストンが経営の最終目標の一つに「真のグローバ……
ゴムタイムス社 取材メモ まずは目立つことが重要だ 2016年4月18日 9時 盛況のうちに終了した「高機能ワールド2016」で「おや」と思わせられることがあった。それは、以前よりも「目立とう」という意図が感じられるブースが増えたことだ。 そうは言っても、他の一部展示会のように、露出の多い女性が増えたということではない。ブースの造りそのものを、人目のつくようなデザインやレ……
ゴムタイムス社 取材メモ 3年後に10万台に 2016年4月18日 9時 「ダンロップ全国タイヤ安全点検」が4月9日、全国52会場で実施された。同活動は2008年以降、年2回実施されており、これまでに7万6780台の車両の点検を行ってきた。 当初は30台ほどしか点検できなかったそうだが、近年は平均で130台、多い所では200台以上もの車両を点検しているという。 埼玉県にあ……
ゴムタイムス社 取材メモ 「自社株買い」がもたらす効果とは 2016年4月15日 15時 弊紙で「週刊ゴム株ランキング」の連載が始まって以降、「自社株買い」という文言がたびたび紙面に登場するようになった。 「自社株買い」とは、企業が自社の株式を買い付けること。自社株は、1株あたりの利益(EPS=当期利益÷発行済み株式数)を計算する際に分母の株式数から除かれるため、自社株買いはEPSの……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム企業の女性活用進む 2016年4月11日 9時 本紙がゴム関連企業に対して行った新卒採用状況に関するアンケート調査で、昨年に比べ女性の採用数が増加していることが分かった。 その背景には「女性活躍推進法」が4月1日に施行されたことがある。これは301人以上の従業員を雇用する事業主に、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などを義務付けたものだ。 ……
ゴムタイムス社 取材メモ JATMAが準会員制度を導入 2016年4月11日 8時 日本自動車タイヤ協会(JATMA)が、4月から準会員制度の導入を開始した。これにより、正会員(日本国内でタイヤ製造を営む法人)に加えて、同会の目的に賛同し、理事会の求めに応じて同会の事業に協力する前提で、海外タイヤメーカーの日本法人にも門戸が開かれたことになる。 国内タイヤメーカーが、グローバ……
ゴムタイムス社 取材メモ 豊田合成トレフェルサ「2冠」の陰に 2016年4月11日 8時 豊田合成の男子バレーボール部「豊田合成トレフェルサ」が快挙を成し遂げた。3月13日に東京体育館で開催された「2015/16 V・プレミアリーグ ファイナル」において、パナソニックパンサーズを3―2のフルセットで下し、V・プレミアリーグで初優勝を果たした。同チームは、昨年12月に天皇杯を制しており、「……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 2016年の春とりは「粘り強く」 2016年4月4日 9時 2016年の春闘は、労働組合側が決着を目指した3月末を過ぎ、全容が徐々に明らかになってきている。 政府が企業側に賃上げを促す、いわゆる「官製春闘」が続いたが、今年は世界経済の減速感が広がる中で、労使双方がどんな交渉を行うか注目を集めていた。 自動車大手のトヨタは、ベースアップ(ベア)に相当する……
ゴムタイムス社 取材メモ 景気に左右されないタイヤ 2016年4月1日 13時 横浜ゴムが農機用・林業用・産機用・建機用タイヤを製造・販売するオランダの「アライアンス・タイヤ・グループ(ATG)」を買収することになった。 南雲忠信会長兼CEOはその目的として、景気に左右されにくい農機用を中心とする生産財タイヤを強化することを挙げた。 同社によれば、グローバル農機市場の14年……
ゴムタイムス社 取材メモ レース用タイヤにかける思い 2016年3月31日 13時 二輪のプロダクションレースの250ccクラスは、ロードレースの入門クラスとして世界的に人気が高まっている。 日本でも、今年から「JP250(ジャパン・プロダクション)」クラスが開催されることになり、住友ゴム工業が新製品の「スポーツマックスα―13SPH」をワンメイクタイヤとして供給することになった……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 自動車ゴム部品企業の生き残り戦略 2016年3月28日 10時 自動車メーカーが生産・開発や購買・調達のグローバル化を急速に進めている。このため、自動車用ゴム部品を供給するサプライヤーも、自動車メーカーのグローバル拠点に対し、均一な品質の部品を供給できる能力を持つことが求められるようになっている。 従来は、自動車メーカーごとにメインサプライヤーの棲み分けが……
ゴムタイムス社 取材メモ 勝利への強い意欲 2016年3月25日 11時 ブリヂストンはこのほど、今年のモータースポーツ活動計画の発表会を開催した。 その中でモータースポーツタイヤ開発の取り組みを紹介した、タイヤ製品開発・モータースポーツ技術担当の市川良彦執行役員のコメントから感じられたのは、勝利への強い意気込みだった。 市川執行役員は、まず16年のタイヤ開発は「スー……
ゴムタイムス社 取材メモ 「未来のオザワ」育てるランクセス 2016年3月24日 13時 世界的指揮者・小澤征爾氏の指揮による歌劇「こどもと魔法」を収録したアルバム「ラヴェル歌劇〈こどもと魔法〉」が、米国音楽界で最大の栄誉である第58回グラミー賞(最優秀オペラ録音部門)を受賞したニュースは記憶に新しい。 原料メーカーのランクセスは2011年より、小澤氏が理事長を務めるNPO法人「小澤……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の4~12月期営業利益ランキング 2016年3月14日 9時 主要上場ゴム企業の2016年3月期第3四半期決算の営業利益をランキングした。 販売が増えたことに加え、原材料価格安でコストが下がり、利益が膨らんだ企業が多かった。ただ、原材料市況と連動した契約によって売価が下がったことで利益も圧縮され、減益となった企業もあった。 ランキング1位は
ゴムタイムス社 取材メモ ビジネスチャンスは英語から 2016年3月14日 7時 初の日本訪問団が成功裏に終えた全インドゴム工業会。 都内で記者会見を開催したモヒンドラ・グプタ会長に日本とのビジネスで一番困っていることは何かと聞いたところ、「日本の中堅ゴムメーカーは、英語のWEBサイトがないので、探すことができない。探すことができても、英語が話せる人がいないので、コミュニケー……
ゴムタイムス社 取材メモ 1・0秒の差とは 2016年3月11日 10時 日本ミシュランタイヤの新製品「ミシュラン・パイロット・スポーツ4」の記者発表会で、製品の特長について説明を行った平野哲也PC/LTタイヤ事業部プロダクトマーケティングマネージャーが、興味深い数値を挙げていた。 それは、新製品と従来品であるパイロット・スポーツ3との、ウエット路面でのラップタイム……
ゴムタイムス社 取材メモ チームが勝つと生産性は上がる? 2016年3月10日 17時 2月7日、日本バレーボールの最高峰「プレミアリーグ」において、3回戦総当たりの「V・レギュラーラウンド」が終了した。勝ち点1位となった「豊田合成トレフェルサ」は、続く「V・ファイナルステージ」の「ファイナル6」でも1位通過を決め、いよいよシーズン王者を決定する「ファイナル」(3月13日開催)へ駒を……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 ゴム上場企業の4~12月期売上高ランキング 2016年3月7日 10時 主要上場ゴム企業の2016年3月期第3四半期決算が出揃ったのを受け、同四半期の売上高をランキングした。 北米自動車市場が好調だったことから、自動車用部品や自動車用ベルト、自動車用ホースなどが伸びたこと、アジア市場で産業用ベルトなどが伸張したことなどにより、増収となる企業があった。一方で、原料価……
ゴムタイムス社 取材メモ ブリヂストンの所在地別業績予想 2016年3月5日 11時 ブリヂストンは2月17日に行われた決算説明会の中で、所在地別セグメントの16年度の業績予想についても紹介していた。 それによると、日本では17年に予定されている消費税増税前の仮需や冬タイヤ販売の増加を織り込むことで、乗用車用タイヤは1割弱増加し、鉱山用ラジアルタイヤの販売も
ゴムタイムス社 取材メモ 中国のニーズに低燃費タイヤが合致 2016年3月4日 17時 環境悪化問題に取り組む中国では、深刻な大気汚染を解消するために、自動車の排ガス規制や燃費規制が強化されてきた。2012年に発表された「省エネルギー・新エネルギー自動車産業発展計画(2012~2020年)」では、乗用車の平均燃料消費について、2015年までに100km走行当たり6・9リットル(燃費……
ゴムタイムス社 取材メモ 利益の源泉は北米市場 2016年3月3日 17時 東洋ゴム工業は15年12月期決算で、売上高・営業利益・経常利益ともに過去最高を更新したが、説明会で清水隆史社長は「日本市場より、北米市場にビジネスボリュームがある」と述べた。 所在地セグメント別では、15年度の日本の売上高は1516億4400万円で前期比7・5%減、営業利益は541億3100万円で同3……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 12月期決算企業の見通しは 2016年2月29日 9時 各社の決算が発表された。12月決算企業にとっては、今回発表のものが本決算となる。ゴム関連では比較的好調な企業が多いようだが、今年度の業績予想は微妙と言えそうだ。 タイヤ4社のうち、売上高と営業利益で増収増益を見込んでいるのは、住友ゴム工業と横浜ゴムの2社。ただし、住友ゴムの売上高は前年比1・3%……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 アセアンの自動車市場見通し 2016年2月22日 10時 米国に本拠を置く市場調査会社「フロスト&サリバン」がこのほど、今年のアセアン自動車市場の見通しを発表した。 国内外を問わず、自動車販売の増減は、日本のゴム産業にも大きな影響を与える。本紙がゴム関連業界を対象に、昨年12月時点で実施した16年の景気見通しと業績に関するアンケート(1月18日号に掲載)で……
ゴムタイムス社 取材メモ 営業減益になったのは 2016年2月18日 12時 住友ゴム工業の15年12月期の連結決算の営業利益は、前期に比べ1割減となった。 その要因に関する池田育嗣社長の説明によると、まず原材料価格は、天然ゴムでプラス132億円、石油関連資材でプラス234億円、その他でプラス11億円となった結果、プラス377億円となった。 次に価格要因については、主に海外市……
ゴムタイムス社 取材メモ トヨタの生産停止が与えた衝撃は? 2016年2月17日 18時 ゴム製品メーカー各社は、最大の需要先である国内四輪車生産の動向に、常に注意を払っている。折しも、トヨタ自動車は2月8日から、愛知製鋼知多工場で発生した爆発事故の影響により、トヨタ本体の工場全ての稼働を一時停止した。 15年年間の四輪車生産台数は前年比5・1%減となったものの、10~12月では前年同期……
ゴムタイムス社 ニュースの焦点 大雪がプラスになることも 2016年2月8日 10時 1月30日に関東地方で大雪が降るかもしれないとの予想が外れ、18日の大雪で交通機関の大幅な乱れを経験した首都圏の人間にとっては、ひとまずほっとすることができた。 30日は土曜だったため、降ったとしても、月曜だった18日ほどの混乱は起きなかったかもしれないが、それでも雪に不慣れな首都圏で大雪が降れば、様……
ゴムタイムス社 取材メモ 通期予想を据え置いた理由は… 2016年2月4日 12時 JSRの2016年3月期第3四半期連結決算は減収減益だったが、通期の業績予想は変更しなかった。この点について、平野勇人上席執行役員は決算説明会で「ポイントは営業利益がどう着地するか」との考えを示した。 平野上席執行役員によれば、第3四半期の営業利益の進捗率は